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アドベンチャー 1994年11月25日発売 チュンソフト
いわゆる「サウンドノベル」の第2段。今度は雪山のペンションでの殺人事件を解決していくというお話です。
登場人物は全てシルエットで表現され、実写取り込みと思われる背景と音楽・効果音で雰囲気を出していってます。
本作は、他のアドベンチャーゲームのように画面のどこかを矢印で指して調べたりせず、…というか「コマンド」がなく、プレイヤーは文章を読んでいき、頻繁に現れる選択肢を選んでいく事によって、ゲームを進めていきます。ですから、ゲームをするというより小説や、昔あったゲームブックを読むといった感覚です。まあ、音付きの小説、まさしくサウンドノベルといった所でしょうか。
この作品の特徴としては、選択肢によってかなり物語が分岐し、起こる事件や結末も多数用意されている点が挙げられます。(中には殺人事件と無縁のシナリオもあります)
そんな全てのシナリオを読破して、「ピンクのしおり」を登場させるのが真の目的なのかもしれません。
とは言っても、やはり推理物なので、真犯人を突き止めるまでは緊迫感があってやる気をそそるのですが、一度事件を解決してしまうと、正直やる気が起きなくなるのも仕方のないところです。
ですが、クリアをすると、次プレイ時にシナリオの途中からを始められたりして、複数回プレイを促す工夫がなされており、良い印象を受けます。
ちなみに私は「ピンクのしおり」は挫折しました。
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