>>SFC DATA
RPG 1992年4月24日発売 データイースト
ギリシャ神話をモチーフにした、ファミコンから続くRPGシリーズのSFC第1弾。
基本的にオーソドックスなRPGですが、主人公が不死身であり、それを生かして高いところから落ちるシーンがたくさんあります。
主人公は不死身と同時に記憶喪失でもあり、同様に不死身で記憶のない仲間と共に旅をしながら、記憶の謎、夢に見る風景の謎に迫ります。
今作の一番の売りは、世界設定とストーリーでしょう。
私は全くギリシャ神話に詳しくありませんが、国同士の違いや、要所々々でのキャラの使い方などは上手く出来ていると思います。
また、ストーリーは先が気になってグイグイと引き込まれる訳ではありませんが、終盤の流れは実に見事です。
RPGでストーリーを重視する方には、是非ともオススメしたいです。
反面、システム的には普通ですね。
アイテムを埋める、得意な武器を設定する、人家のアイテムを取ると信頼が下がる、こちらに合わせてザコ敵が強くなるなど、色々と独自性を出していますが、あまり効果的に作用しているとは言えません。
戦闘もターン制のオーソドックスなスタイルです。
仲間はAIに任せることもできますが、消費アイテムを使ったり、行動に偏りがあって、そんなに使い勝手が良くないです。
ただ、この行動にはキャラの設定が生かされていて、味のある作りでもあります。
音楽は乗り物の曲が良いですね。
割りと普通のRPGではあるのですが、先にも述べた通り、終盤の展開がかなり良く出来ているので、物語を重視する方にはオススメです。
>>SFC DATA