アクションRPG 1995年10月20日発売 エニックス
小5の時に友人宅で遊んだソフトです。
当時は途中で詰まってクリアできなかったものの、ふと、この作品のワンシーンを思いだし胸が熱くなることがありました。
高校の時、このサイトで作品名を思いだし、親元を離れゲームへの制限がなくなった大学の時に再プレイしました。
正直「今の自分に楽しめるのかな?」という不安がありました。
思い出は美化されるものだし、大きくなって斜に構えた自分がいるんじゃないかって…。
まぁ、そんな心配は不要でしたね。
シーマンの作者で知られる斎藤由多加氏は、自らの著書で「ゲームクリエイターによるメッセージは、画面内から発せられるものではなく、プレイヤーが自分の口から発するべきもの。これが映画との最大の違い(後略)」と述べています。
この作品にどんなメッセージが込められているか、それはプレイヤーにとって様々でしょう。
もしかしたら、それ自体がメッセージなのかもしれません。
開発会社クインテット(五重奏の意)の名が示すとおり、時には音楽、時にはグラフィック、時には言葉で、あなたの内側に語りかけてくるでしょう。
それでいてエンディングは、生への飽くなきエネルギーに満ちており、答えのない答え…それでも生きていくという、制作者のメッセージが一番具象化されたシーンかもしれません。
そういえば良い作品ってオープニングやエンディングが素晴らしいと思いますね。なぜでしょうか。
それは、OP、EDが「唯一プレイヤーの手を止めることが許されるシーン」
であることを制作者自身が知っているからではないでしょうか。
だから、興味を持った人はオープニングを見ればいいです。
それだけでプレイする価値があるか分かるはずなので。
バーチャルコンソールでも配信されていない今作を今、わざわざプレイする意味ですがズバリ!
クインテット消滅の真相がこの作品にあります。
実は10年以上先を見越した、壮大な自虐ネタだったんですね。笑えない冗談かましおって…。
ストーリーが切ないRPG。エンディングはとても悲しい。ネタばれになるが、全て終わったとの村の一日はLG(ラ○○ガ○○)にとってはお礼であったのだろうが、主人公にとってはなおさら切なくなったのではないだろうか。やりきれない。最後の訪問者が彼であったことを祈る。
というような気持ちを起こさせてくれたゲーム。これと同じ気持ちはPSゲームのクロノクロスしかなかった。しかし決してストーリーだけではない。システムもすばらしい。ただ少しボスが弱いと感じた(BM以外)。とはいえそれはアクションRPGなのでザコにかまわずレベルを上げなければいい。
クインテット三部作の一つ。
創造と破壊をテーマに構成された作品です。
後半に進むにつれストーリーがやや重めになるものの、とても考えさせられる物語になっています。
A・RPGですが、アクションが苦手な私でもすんなりと馴染めました。
街の発展など分岐あり、実際の地名・人物名などに似せている部分もあり、楽しめると思います。
敢えて伏せられたラストの真実は、プレーヤー個々に想像させる余地があり余韻に浸れる一本です。
涙もろいのでしょうか、ラストの自由時間で泣けました。
個人的に一番のお気に入り作品です。お勧めします。
他の人が言っているようにストーリーや音楽、グラフィックはいい。
でも不満点も多い、ストーリーにかたよりすぎてかんじんのシステムがあまりよくない、シナリオが一本道で自由度はないに等しいし、アクションRPGだが戦闘が単調でやってるうちに飽きて来る、「ヘラクレスの栄光3」もそうだが、ストーリーに力をいれすぎてシステムまで手が回っていないタイプのゲームだ。
だが、ストーリーは最高なので一応おすすめできるくらいのゲーム。