歴史シミュレーション 1995年12月28日発売 光栄
■劉備をレベルアップ
リコエイションゲーム?良く分かりません。
コーエーが独自に考案したカテゴリーだと聞いたことがあります。
さて,この三國志英傑伝ですが,プレイヤーは劉備を操り,進行に従って「赤壁の戦い」等のシナリオをこなしていきます。
ストーリーは演義ベースです。
メインは戦闘部分。兵科が槍・騎・弓でジャンケンシステム。
他にも補給部隊や軍師部隊,山賊や軍楽隊なんてのも登場し,地形や敵軍との相性によって編制に工夫が必要。
一定の条件を満たせば,上位兵科にクラスアップできます。
「○○を救出」等のミッションをクリアすれば勝利。
様々な条件によってシナリオが分岐。
後半に死んだと思っていた彼の影が見えたり,通常の物語では実現しなかった他国との連合軍も。
何度やっても勝てねぇ!という場合には,負ける前に退却すればいつかは勝てるという,初心者にも優しいシステムです。
操作はPC版移植作特有の独特なものがあります,慣れると使いやすく,進行の妨げにはなりません。
不満は,RPGのように雑魚戦が無いため,金を入手する機会が限定されているので,プレイヤーのプレイスタイルによっては消耗品は使えず,装備品もいなくなるかも知れない武将に,うかつに装備を与えられないという点ですね。
装備品については,演義通りの進行ならば残る武将の目星がつくでしょうけどね。
三國志が好きなら安心してお勧めできる一作です。
評価:90点
大雑把にいえば「三国志をSRPGスタイルにしたもの」
ファ●アーエム●レムなどの戦争シミュレーション好きで、かつ三国志に多少の知識があるならかなり楽しめるが、多数の味方が参戦する割には戦闘機会が限定されているので、中盤以降は使うキャラクターをかなり限定しないと中核メンバーでもレベル不足になりやすい。
また、一部の戦闘作戦はかなり難しく、FEトラキアなどすごく難しめのものでも特に苦でなかった人ですら、難易度高に感じられる。
なお、セーブデータ画面で消費ターン数のトータルを見られるが、数値が大きくなりすぎると最終決戦で勝ってもバッドエンドになる。
また、一部の作戦では表示される制限ターン数よりも、早めにイベント発生で強制終了&敗北扱いになるものもあるので、基本的に早解き狙いで進めた方がよい。