RPG 1995年12月22日発売 角川書店
水野良原作の同タイトルの小説のRPG
全4章構成で、原作の過去(魔神戦争終結直後)3章と、原作第一巻の話(1章)をプレイできる。
各章ごとに主人公が異なり、
第一章 灰色の魔女カーラ編 魔神戦争終結直後)
第2章 ベルド編 マーモ建国に至るまで)
第3章 ファーン編 魔神戦争後の混乱期)
第4章 パーン編 原作1巻
となっており、出てくるキャラクターも原作ファンには「ニヤリ」とするような者も多く、お勧め・・・なのだが、厳密には原作と帳尻が合ってなかったりすることもあるので過度の期待には注意。
さらに戦闘バランスも少々ぬるく、簡単に勝ちパターンを作れてしまう。
(例外 古代竜との戦闘*2 と ラスボス戦)
77点:チェックメイトがクセになる
全4章から成るRPG。戦闘シーンはSLG。敵を全滅させるのは大変だが、リーダーさえ倒せば勝利なので、かなり時短が出来る。特にチェックメイトが決まると気持ち良く、経験値やアイテムの特典も大きい。
基本的には面白いゲームだが、以下2点が気になった。
(1)移動に時間がかかる。… 乗物は一切無く、歩行スピードが遅い。リレミトはあるが、ルーラは無い。エンカウント率も高いので移動がキツイ。
(2)次にどこへ行けば良いのか非常に分かりにくい。… XボタンでワールドMAPを見れるが、かなりアバウトな図で、現在地も目的地も分からず、全く役に立たない。また、重要な会話は1回しか聞けない事が多く、聞き流してしまうと大変。行動範囲は狭いので、くまなく探し回れば何とかなるが…その辺りも関係して、4章のエンディングバグは発生しやすい(黒田瑞貴ちゃんも発生してた)。
ダンジョンはまさかのぐるぐる迷路だが、これはこれでアリかも。レベルは上がりやすく、40時間以内に99に到達する。アイテムドロップも豊富で、火竜山ではルーンスタッフをGET出来る。グラフィックは綺麗で演出も良い。小説をもとにした濃厚で重厚なストーリー。王道ファンタジーの世界を存分に堪能出来る。