アクション 1995年9月29日発売 ヴァージンインタラクティブエンターテインメント
万人向けではないのですが、濃厚と漂うおバカな雰囲気と良く練られたゲームシステムが見事に融合した、おバカなゲームが好きな私にとっては傑作品です。
このゲームはカプコンのファイナルファイトに似てまが、タイトルの美食(ぐるめ)の文字通りのこのゲームシステムはかなり特殊です。
ファイナルファイトとその亜流ゲームではステージ中に出てくる食べ物を取ると自動的に体力は回復しますが、このゲームはそれをとっても体力は殆ど回復しないのに加えて、残人数というものが存在しないので、体力がゼロになるとゲームオーバーで、更にその場コンテニューもできません。問答無用というワケです。
かなりシビアなこのゲーム攻略のカギとなる体力を回復させる唯一の手段は、ボスを倒した後に用意されている「ディナータイム」のみ。
ここでいままで手に入れた食材を2つ使い料理を作ってもらいそれを食べて体力を回復するのです。
料理の数も非常に豊富なのですがキャラは全て美食家というわけで組み合わせも重要で、使っているキャラの口に合わなくては体力マイナスで、体力が低い場合はゲームオーバーとなってしまいます。
何を食べれば、体力が大幅にアップするか??の料理の食材ベースは?
オープニングの各キャラのプロフィールの好きな食べ物で解るのですが、基本的な技で倒してもこの強力な食材は、殆ど出現せず、高度な技を使うことにより得られる仕組みとなっているわけです(^^;
バカ、バカ、バカ~ぁと叫びたくなる位、このゲーム、奥が深いのですが、操作性もすごくいいので慣れれば爽快感が味わえます。
おバカな世界が好きな方には納得の逸品で、おすすめです。