シミュレーション 1995年2月24日発売 バンプレスト
正統派ファンタジーのシナリオで進む、全25ステージのシミュレーションRPG。
ストーリー展開は、これでもかというほどありきたり。
幼なじみがさらわれ、悪の手先が妹で、剣術のライバルは敵の幹部かと思えば実は仲間キャラの兄だったり。
(もちろん敵陣に就いた理由は力が欲しくて、である)
恋人を探していたと思えば予想通り既に死亡、亡骸のみを操られているし、雪ステージで出会う女の子は雪ん子に他ならない。
尚且つ分量の割にやたらと仲間キャラが多い。
エルフの里や妖精の村なんかは、その種族のキャラを出したかったとしか思えないほど、あざとい構成だ。
難易度は同ジャンルのゲームに比べるとかなり低い。
ターン制限も無く、敵の増援は弱すぎてレベル上げに役立ちすぎるほど。
敵のパラメータを下げる武器を使えば、ラスボスも重戦士の一撃で屠れてしまう。
シミュレーションRPGの入門編としては、これ以上ないゲームとも言える。
キャラグラフィックは好感が持てる。
また、音楽が非常に良い。曲数もあり、内容もクオリティが高い。