対戦格闘アクション 1994年1月28日発売 コブラチーム
69点:リメイクしたら面白そう
令和になってアニメ化が進むバスタードの…格ゲー?
普通の格ゲーとは一線を画しているオリジナリティ溢れる作品。
原作の序盤の話をベースにしていて、使用キャラはDS、ガラ、ネイ、カル、アビゲイル、ダイアモンの6キャラのみ。残念ながらシーンハリとカイハーンは登場しない。
手前と奥で2ラインあり、Lボタンでライン移動出来る。ライン移動すると対戦相手と必ずすれ違うので、同じラインに2人が立つ事はなく、必ず手前に1人、奥に1人の構図になる。さらに手前にも奥にも地上と空中があるので、合計4ラインを使って戦っているイメージ。
通常攻撃はパンチやキックではなく、全て飛び道具。XYBAボタンで上左下右に打ち分ける事が出来る。Rボタンを押しながら他のボタンを組み合わせると必殺技が出る(スペルサイン)。メガデスなどの入力コマンドが難しいものは、隙も威力も大きい。
飛び道具やライン移動を駆使して必殺技を当てるゲームだと思うが、プレイしてみると、当たり判定がよく分からず、すれ違いも多くて難しい。1ラウンド中の制限時間は無いので、噛み合わない時間が長いとプレイしていてツライ。必殺技は迫力が足りず、爽快感はイマイチ。キャラも少ないので、すぐに飽きてしまうだろう。
開発のコンセプトは分かるが、SFCのスペックでは実現しきれなかったという感じ。現代のゲーム機でキャラを増やしてフルリメイクすれば、かなり凄いゲームに生まれ変わるのではないだろうか。地獄の鎮魂歌編でリメイクしてほしい。