アクションRPG 1991年6月21日発売 トンキンハウス
イースシリーズ3作目で横スクロールのアクションRPG。
3は他にファミコン、メガドライブ、PCエンジン等、コンシューマ機への移植も多く出ていたが、やはり外注が多く、それぞれのハードでかなり異なった雰囲気がある。
ストーリーはI、IIを未プレイでも大方わかる内容で、赤毛の剣士アドルが相棒ドギの故郷行くというもの。
アドルがよくしゃべるのも特徴。
SFC初期の作品でトンキンハウスSFC参入作でもあったためか、BGMの音質やグラフィックを中心に、まだまだハードの性能を生かしきれていない印象が残った。
特にOPとEDで出てくるグラフィックの差があまりにも激しい。
ゲームバランスは雑な印象。
こちらのLv上限があっけなく来るのに対して、終盤のボスや雑魚敵がかなり強い。
ラストボスは他の移植版の中でも屈指の強さだが、「最高装備でも異常な被ダメージ、強固な防御力」という、ある意味間違ったバランスのとり方だと思う。
85点 : 操作性抜群の傑作
IIIはまさかの横スクロールアクション。突然の路線変更に驚いたが出来は良い。
攻撃方法は多彩で、歩きながらも斬れるし、ジャンプ斬り、上突き、下突き、ほふく前進突きと色々あって忙しいが、どの動きもとても滑らか。全くストレス無く、思い通りに動かす事が出来る。
個性的なボスが多く、どの指輪で戦うか戦略を練るのも楽しい。セーブ枠は15枠あるので、全てのボス前でセーブしても足りる。
グラフィックは綺麗で、音楽も良い。ストーリーはやや希薄だが、アクション目当てのゲームなので問題ない。難易度は普通だが、ダメージの減りは激しいので、油断すると瞬殺される。当たり判定が不可解な時もあるが、指輪パワーで乗り切れる。溶岩地帯だけは準備万端にしてから臨んだ方が良い。
プレイ時間は15時間前後。ロード機能もあるので何度でもやり直せて便利。
とにかく操作性が良いので、それを体感してほしい。