テレビゲームの展覧会レベルX鑑賞記

2004年1月2日、正月早々、東京・恵比寿の東京都写真美術館まで行ってきました。一ヶ月以上経ってこれを書いている訳ですが、それは展示されている物に、それほど特筆すべき点が無かったと感じたからです。

展示会の様子を申し上げますと、入り口付近には、宮本茂さんの書いたマリオの図案や、中村光一さんの投稿していたプログラム誌に「弟切草」の洋館の間取り、堀井雄二さんが「ゆう帝」だったころの少年ジャンプ等があり、横には、「ファミコン出荷最後の日」のビデオが上映されています。梱包から出荷までの流れを見る事が出来ますが、残念ながら製造過程を見る事は出来ません。(当然か…)

そして中に入ると、メインである、ファミコン全ソフト(?) のパッケージが展示されています。
年代順に並んでいますので、順を追って記憶を呼び起こしてくれます。各種ハードも展示されています。
他には、「ファミコンBEST100」に選ばれたソフトや、野球ゲームの今昔を展示ということで、それぞれ試遊台があります。

会場も広くなく、展示物を見ていても、「懐かしい」以外の感想が無かったというのが正直なところです。HP運営者としては、何かネタになるデータが欲しかったのですが、特にありませんでした。

この「レベルX」、ここまで書くと、なんだかあまり行った甲斐が無かったかの様ですが、実は正反対です。
友人とあれこれ話していく中で、「懐かしさ」が過去の記憶を呼び起こし、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

思い返してみると、昔のゲームは殆ど「二人用」がありました。ゲームを遊んだ記憶には、必ずワイワイとTVを囲んでいた光景がセットになっています。私にはRPGと出会うまで、一人でゲームを遊んだ記憶がありません。

「ファミコン20周年」
こうしたイベントが成立するのも、思い出を共有できたからに他ならない、そんな感じがします。
そしてゲーム内容についてあれこれ話す事より、当時の自分や、それを取り巻く状況について、あれこれ語り合うきっかけ、そんなイベントだった様な、今思うとそんな気がします。

その帰り、展示会のカタログ的存在である、ファミリーコンピュータ 1983-1994 :太田出版(リンク先はamazon.co.jp)を友人が購入したので、見せてもらいました。
内容は、上記各氏やコナミの小島さん、ゲームフリークの田尻さんらのインタビュー(なぜか英訳があり、ページ数の割には物足りない)に、全ファミカセ?のパッケージなどです。いくつかのゲームについて、大きく取り上げていますが、そのどれもが「超メジャー級ソフト」なので、展示会に行くような人には少々物足りない感もあります。
ただ、編者の主観を入れず、紹介に徹したカタログ的な作りになっており、読み手それぞれが、思い出を喚起させるにはちょうど良いのかもしれません。

★終わり★

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