ファイアーエムブレム トラキア776

シミュレーションRPG      1999年9月1日NP書き換え開始   任天堂


「ファイアーエムブレム聖戦の系譜」の続編のシミュレーションRPGです。ストーリー的には前作のアナザーストーリー的な位置づけになってます。
このシリーズは前作の「聖戦の系譜」からリニューアルして新しい物語になった訳ですが、「だったらタイトルを替えてくれないと」って感じです。もうエムブレム(紋章の盾)のお話でもないし。まあ、こればっかりは営業面で仕方ないんでしょうけども。
なんか、いきなりゲームの中身と関係ない愚痴になってしまいましたけど、このゲーム自体は凄く完成度の高いSFC最後の名作&ムズイ出来になってます。このシリーズ初挑戦という方にはオススメできません。これは断言できます。

ゲームの簡単な説明をすると、グラフィックは前作と大差ない感じです。とはいっても高い水準にあることに間違いはありません。
ストーリーは前作とリンクしていて、前作を知っているに超したことはないですが、知らなくても全く問題はないですね。私も前作のお話は全く覚えていませんでしたが楽しく進めることが出来ました。一度離れ離れになった仲間たちが再び集結するところが気に入ってます。
次にシステム面ですが、これは結構変更があります。お金を全員で持つ様に戻り、武器も鍛冶屋で直す事はなくなり、闘技場、お店も「紋章」システムに戻りました。「再攻撃」も、要スキルから素早ければ誰でも出来るようになって、「必殺の一撃」も皆が出来るように改善されました。
全体的に「紋章」システムに戻った感じです。個人的には「紋章」好きなのでこの変更は嬉しい限りです。ですが今回の一番のウリは、敵のアイテムを奪える事でしょう。敵を捕まえて丸裸にするのは快感です!
敵のアイテムをきちんと奪っておくかどうかでゲームの難易度がかなり変わってきます。…といっても難しい事に変わりはないんですが(^^ゞ

さて、ムズイムズイと言いつつも、また挑戦してみたくなるバランスの良さが、さすがに任天堂といったところでしょうか。
ただし、攻略本等があれば、ですけど。ないと辛すぎます。仲間の仕方とか判りません。
あと、今回のマップは城内での戦闘も多く、ここでは味方の近く以外は全くの暗闇になっていて、どうなっているのか判りません。でも、敵はこちらがどうしてるかが判っているようです。これに打ち勝つには、やっぱり攻略本が必要です。
さらに、特定のステージにて条件を満たすと、外伝と呼ばれるボーナスステージの様な物に進むことができ、そこで仲間が増えたりするので、とにかく攻略本が必要でしょう。

また、今回の作品では、どのキャラクターでも最終面のメンバーになる資格があるといえます。どの職業も最後まで使えるように武器やクラスチェンジも用意されていますし、先に述べた追撃や必殺といった不公平感たっぷりのスキルも改善されたことで、使えるキャラとそうでないキャラとの差が殆どなく、プレイする人によって、またプレイ毎にレギュラーメンバーが代わる可能性がある点は本当に素晴らしいと思います。
あと、ちょっとした分岐もあって、仲間に出来るキャラクターが変わったりします。このあたりに、2度目のプレイへと誘う物があります。

残念なのが、もう既にスーファミ時代が終わって久しい時期に発表された作品なので、多くの人の目に触れることがなかった点です。ホントにもったいないと思います。


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