新 桃太郎伝説

ロールプレイング      1993年12月24日発売   ハドソン


ドラクエタイプの和風RPG。
FCの前作は、桃太郎一人+お供でしたが、今度は4人+お供になり、全体のボリュームも、もちろんアップしております。

一言で言うと、非常に良く出来た作品です。
ダンジョンの仕掛け、敵のパターン、テキストなど個々の要素がしっかりしていて、ゲーム全体の流れを考えて作っている印象を受けます。

敵を「こらしめる」という文面や、倒した敵がイイ奴になる「少年ジャンプ的」なところが桃伝らしさを出しています。
ストーリーは、敵が悪事を働いて、一つ一つそれを解決していく形で進行します。主人公に主体性は無いのですが、敵が段々と焦っていき、悪事がエスカレートする様が上手く描かれて、敵キャラの描写がなかなかです。

戦闘は結構敵が強く、エンカウント率も高めですが、便利アイテムの入手頻度が高く、それらを駆使することで切り抜けていく感じです。
温存しようとすると厳しく、その辺のバランス調整が良く出来ています。
ダンジョンではつづら(宝箱)が多く配置されているんですが、持てるアイテムがすぐに一杯になってしまうのが残念ですね。

気になる点としては、インターフェイスに難があります。
アイテム欄が街中とフィールドで画面が違ったり、全体的にレスポンスがもっさりしているので、不便に感じます。
他にも、戦闘中はAボタンを押さないと次のメッセージに進まなかったり、仲間が増えると多少処理落ちするなど、結構気になります。

RPGとしては高い水準にありますが、操作性に難ありってとこでしょうか。
GBAあたりで、操作性を修正した移植版を出してくれても良かったんですね。本編はリメイクする必要は無い出来ですので、あくまで移植で。

後は演出上の事ですが、最後にああなってしまうと、クリアする以外にやる事がなくなってしまうので、「それはどうかな」と感じてしまいましたね。


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