MOTHER2 ギーグの逆襲

RPG      1994年8月27日発売   任天堂


アメリカンな雰囲気のRPGの2作目。スーパーファミコンでは初めての作品です。
基本はドラクエタイプですが、舞台が現代だけに、お金の扱いなど、色々とアレンジしています。また、弱い敵は文字通り瞬殺出来るのが楽でいいですね。(戦闘は敵シンボルと接触することで発生します)

この作品の特徴は、きっちりとした世界を作り上げている点だと思います。
現代を舞台としているだけに、魔法は超能力、装備はバットやバッヂ等、道具はハンバーガーやドリンク等々、違和感無く入っていけます。

それに、なんと言っても町並みをしっかりと作り込んでいます。
RPG的に言ってしまうと、無駄が多い町並みです。
広いし、人や建物がかなり多いです。しかも、その殆どが、冒険にはどうでもいい物ばかり。
でも、それが本来の町っぽさをを出しています。

RPGの町は、ダンジョンや次の町までの中継点の要素が強いですが、この作品は「この町にいたい」という思いを強くさせてくれます。
ピザのデリバリーや、ホテルの朝刊読み上げサービス、町民キャラがかなり豊富なことなどからも、町を充実させようというのが伝わってきます。
シンプルな色彩も良く、町を歩いているだけで心地良さを感じさせてくれます。

また、町に到達する際に、フィールド上でシンボルと接触して町に入るのではなく、森やトンネルを抜けると町が広がっている、といった形で、フィールドと町とが繋がっている事を強く感じます。この作品で一番好きなのはこの点です。
「箱庭的」で、(実際はそうでなくとも)ボーダーレスなマザー2の世界を旅している感覚になりました。

さて、個々の要素について多少述べますと、ストーリーは唐突なところがありますし、特筆すべき点は無い様に感じます。
ただ、台詞回しは他のゲームとは一線を画しております。特に、エンディングの会話などは、心にしみるものがあります。テキストに力があるからこそ、この作品の町が好きになれるんですよね。
あと、音楽もいい感じです。

最後に難点を挙げますと、「話す」と「調べる」をコマンドから使い分けしないといけないのが、ちとタルイですね。SFCだしチェックボタンがあれば良かったです。(Lボタンで対応していると情報を頂きました。失礼いたしました。)また、補助魔法の効果が名前から判別しづらかったですね。戦闘中に確認できれば良かったんですが。道具類が買うまで効果が分からないのも同様です。

ともあれ、「大人も子供も、おねーさんも」と言うだけあって、いろんな層が楽しめる出来に仕上がっております。
「ちょっと古いがスカイウォーカー」「サブマリンが黄色いのはたまたまである」とか、些細な小ネタも好きです。


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