ミスティックアーク

ロールプレイング      1995年7月14日発売   エニックス


突然、世界中で人がフィギュア化されてしまう事件が続発。
自力で人間に戻った唯一の存在である主人公を操り、同じくフィギュア化された仲間と共に、その他のフィギュアを人間に戻していく…といったストーリーのRPG。
唐突に始まるので、良い意味でミステリアスな出だしと言えるでしょう。
システム的にはオーソドックスなドラクエタイプのRPGです。フィールド上にレーダーが表示され、敵の位置が見えますので、敵を避けながら進むことも可能です。
個人的にはそんなに気にしませんでしたが。

また、戦闘では、行動した直後のキャラが常に敵の標的になりますので、行動順が重要になります。
ま、こちらもそんなに気にしなかったんですが。

装備している武器が反映されたり、戦闘を含めたグラフィックは結構頑張っているかな、という印象です。
原画の雰囲気を生かして、ミステリアスな雰囲気を良く出しています。

サウンドもフィールドとダンジョンで戦闘の音楽が違ったりして、そこそこ頑張っている感じです。

「そこそこ」とか「結構」と、何か投げやりな感想ですが、頑張っているけど、「強烈な印象は残らない」というのが正直なところです。

このゲーム、仲間キャラが6人いるのですが、序盤は特にパーティ人数が限られていますので、彼らを使い分けて進めていくのが楽しいです。
ただ、彼らにストーリーが全く無く、戦闘の駒でしかないのが非常に残念です。
フィギュアに魂?を入れて、仲間を実体化するというアイデアは面白いのですが、彼らについて何の説明もありませんでした。
何かしらのストーリーとイベントを用意するのが普通だと思うのですが…。

ストーリー全般についても、謎めいた始まりにも関わらず、回答が無く(あるのかもしれないけど、良く分からない)、盛り上がりが無いまま終わってしまったという感が非常に強く、残念です。

不満点についてもう一つ付け加えると、装備に関するインターフェイスが不便なのも気になりました。
お店で買う時は下取りがあって、そのまま装備されて便利なのですが、宝箱などで入手した時に、誰が装備できるのか分からず、一人ひとり「交換」と「装備」を繰り返すのが面倒でしたね。

システム的には及第点ですが、ストーリーに面白さが無く、イマイチ印象に残りづらいゲームと言えます。
ストーリー以外に、何かプレイヤーを惹きつける要素があればよかったんですが…。

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