真・女神転生if…

ロールプレイング      1994年10月28日発売   アトラス


学園を舞台にしたメガテン。
放課後、居眠りから目覚めると突然空が暗くなり、校内の様子もどこか変に。いったい何が起こったのか?といった感じにゲームはスタートします。
題名の「if」というのは、この時共に行動するパートナーによって、ストーリーが変わってくる所から来ているのでしょう。「もしも、別の誰かと一緒に行動していれば…」ってな風に。全編3Dマップで、学校と魔界とを行き来する、ある意味密室間での出来事を描いたものといえるでしょう。

ゲームの流れとしては、学校と魔界とを繋げてしまった生徒会長を懲らしめて学園を元に戻そう、というもので、学園と繋がってしまった魔界(複数あります)をひとつづつ攻略して生徒会長のもとへ。といった感じです。例えると、ドラゴンボールで悟空がマッスルタワーを1階づつ上がっていって、村長さんを助けに行くって感じです。
こうして書くとなんだか軽い感じですが、メガテンだけあってやっぱりヘビーです。これはBGMに因るところが大きいと思います。単調な停滞した感じのBGMが多く、決してサントラを買おうとは思いませんが、このゲームにはこれがぴったりです。

また、グラフィックはキャラの全身を遠目から見た視点で描いており、表情などは分からないのですが、これがこのシリーズにバッチリはまっていると思います。
PSなどでは、キャラのアップが多用されるようになりましたが、濃いい感じで個人的にはチョット…な感じがします。

システム面では、プレイヤーが戦闘不能になった時に、ガーディアンと呼ばれる守護霊?が付くことによって、パラメータが変化したり、魔法を使えるようになったりします。このシステムにより、高校生が魔法を使うことをすんなりと(?)受け入れることができますし、ゲームの幅が広がった気がします。また、このシリーズ定番の宝石を集めたり、武具を作りだす楽しみもあります。

ですが、やっぱりこのゲーム1番の見所は、誰と共に行動するかで物語が変わってくる点です。しかも、説明書等には仲間が3人とありますが、実は4人目が隠されていて全部で4通りあります。
さらに、この本来オマケである4つ目のシナリオが、1番中身が濃くて長いという点に感激しました。
アトラスという会社は気前が良いのかアホなのか知りませんが、こんな素晴らしい隠しストーリーを作ってくれるとは…

この第4のストーリー、アキラ編は他の3つとは全く違う展開で、新作と言っていい程に異なっています。
他の3つは、基本的に舞台が同じですので、内容的にかぶるところが少なからずあるのですが、アキラ編は同じなのは最後のボスくらいで、用意されているダンジョンも全く異なるんです。フリーシナリオのゲームで、ストーリーがいくつかあるゲームも増えていますが、ここまで違うモノを用意してくれているゲームはそうはないと思います。少なくとも私は知りません。

3D視点のRPGはとっつき辛さがあるかと思いますが、このゲームはマップもかなり見やすいですし、このシリーズをやったことがない人もオススメできます。ストーリー的にもSFCシリーズでは1番なじみ易いものになっていると思います。ただ、やっぱり攻略本がないと辛いですね。手元にマップが有ると無いとではえらく違いますし、合体を推し進めていくにも攻略本は不可欠でしょうね。


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