カオスシード 風水回廊記

シミュレーション      1996年3月15日発売   タイトー


ジャンルを説明するのが難しい作品。「洞窟生成シミュレーション」というのがしっくりきますが、これだけだと意味がわかりません。

ゲームの流れとしては、プレイヤーは荒れた大地を復活させる為、地下に洞窟(仙窟と呼ばれる)を掘り、”気”の流れを良くして、大地にエネルギーを与えることが目的です。
彼らは洞仙と呼ばれていますが、洞仙の中には逆に大地を枯らせてしまうものもおり、ゲームの世界では「洞仙=悪人」と認識されています。
その為、「大地を守る為」に進入してくる兵士や賞金稼ぎなどと対峙する事になります。
戦闘はアクションで、ボス戦などは結構手応えがあります。

で、この作品、正直ルールを覚えるまでが大変です。
他に同じジャンルのゲームが無い為、「約束事」を参考に出来ないのが痛いところです。ルールを覚えるまで続けられるかどうかが大きなポイントですが、これを一通り覚えた後に、自分なりの攻略法をあれこれ考えるのが楽しくて仕方ありません。
ゲームをしていない時に、紙とペンで仙窟の図案を考えているのが至福の時だったりします。
プランを立てても、実際の洞窟の状況によって色々と変更を余儀なくされ、遊ぶごとに違った仙窟になります。「これ」といった正解・攻略法が無いことが大きな特徴です。

システムを理解すればする程、良く出来ていることに驚き、新しいジャンルでありながら、非常に完成度の高い作品です。

また、ストーリーも意外とシリアスで、ステージ選択型のシステムにもマッチして良く出来ています。
中には全く趣の違うサウンドノベルのシナリオもあったります(内容も「かまいたちの夜」に激似)。
ストーリーの達成率を100%にすることがゲームの目的の一つなのですが、選択肢による分岐が主で、仙窟作成作業は基本的に同じなのがちょっと疲れます。
やっとクリアした後に、「もう一度やらなければいけないのかぁ」と気が重くなります。まあ、始めてみれば新たな仙窟作りに夢中になってしまうんですけどね。

他にも、キャラクタたちのアクションが豊富で見ていて楽しいです。ボイスもあります。
サターンでも出ており、処理落ちもない(体験者談)ので、今ならそちらの方が良いかと思います。

お手軽にさくっと楽しめるゲームではありませんが、今になってSFCのサイトに来るような人には是非ともお勧めしたいゲームです。


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